この日は、海外調査を終えてから初めてのゼミで、卒業研究に向けた内容をオンラインで行いました。私はその中で、先日実施された中間審査の内容を振り返り、そこで得たフィードバックをもとに新たにアウトプットを追加し、研究の流れを改めて整理して発表しました。
私の研究テーマは「Z世代の流行導入行動」です。イノベーター理論やキャズム理論が現代の若者にもどこまで当てはまるのかを検証することを目指しています。今回は、中間審査の際にいただいた意見を受けて、「自分の研究からどのようなサービスが提案できるか」を考え、それをアウトプットとして加えました。
トレンドの導入行動を分析する中で、Z世代の情報の受け取り方や行動パターンを踏まえると、どのようなアプリやサービスが求められているのかが見えてきます。そこで、仮のサービス案を設計し、研究の流れとともにそのアイデアを紹介しました。
先生から「現在の流行は複数の情報が重なり合って形成されていることを前提にしないと、実態とのズレが生じる」という指摘をいただきました。
また、「ビューティー」という表現が曖昧で広すぎるため、今後は「コスメ」「スキンケア」「ヘア」など具体的な対象に絞って調査・分析を行うべきだというアドバイスを受けました。加えて、アンケート設計については複数回答を前提にし、導入経路をパーセンテージで可視化できるような構成を検討する必要があると指摘されました。
改めて、ゼミの中で中間審査の内容を言語化し、他者の視点を受けることで、研究の方向性や論点の曖昧さに気づくことができました。自分の研究にはまだ整理しきれていない部分が多く残されていると実感しながらも、今後に向けた修正のヒントを多く得ることができた有意義な時間でした。
(ゆーみん)